■家庭で出来る五十肩の運動療法
強い痛みが落ち着いたら、肩関節の動きを良くするため、積極
的に運動を行いましょう。
入浴などで、十分に温めた後に行うと、より効果的です。
無理をせず、ゆっくり運動することが大切です。
1日に1〜2回、1つの運動を10〜20回行います。
尚、以下のイラストは、右肩が悪い場合を示しています。
●アイロン運動
痛くないほうの手で身体を支え、痛い方の手で、1kg程度の、
ダンベル、アイロン、ペットボトル等を持ち、肩の力を抜き、
左右にゆっくり振ります。次に、前後にゆっくり振ります。
●壁運動
壁の正面を向き、痛い方の手を壁に当て、指をはわせながら
出来るだけ、腕を前方挙上していきます。次に、横を向き、
痛い方の手を壁に当て、指をはわせながら、出来るだけ、腕
を側方挙上していきます。
●棒運動
両手で棒(タオルでも可)を持ち、痛くないほうの手で棒を
誘導し、痛いほうの肩を動かします。
●滑車運動
滑車に通したロープの両端を持ち、痛くないほうの手で、痛
いほうの手を引っ張り上げます。